絵描きの徒然

似顔絵でどこまで「自分フィルタ」をかけるか

2019年2月15日

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数年前にお描きした似顔絵に再会し、驚くことはよくある。上手い、下手ではない。描いた当時の自分の心持ちが、今とは全く違っているからだ。何に重きを置いて描いているのかが全然違う。「絵はその人の鏡」。オーダーをいただき、ご希望を伺った上でかき始める似顔絵。意識せずとも「自分フィルタ」がかかっている。

「自分フィルタ」は常に自己中心的だ。その当時の環境や考え方で、ガラリと変わる。似顔絵をオーダー頂いた時、お客様の好みに果たして合うのか、納得して頂けるのか、常に綱渡りの気分だ。「自分フィルタ」は相手によって形を変えることができない。ただ、その濃度を調整することはできる。
事前の打ち合わせで、どういうものをイメージされているのかは大体把握した上でスタートする。今のところ、取り返しのつかない間違いをしたことはない(と、自分は思っている)。ただ、どんなに打ち合わせをしても「自分フィルタ」とお客様の意向が合わないことはある。そういう時は、あっさりと他の作家さんをご紹介することもある。

なので、ご相談はお気軽に。

「自分フィルタ」。
他人が見ると大差ないのかもしれない。自分の作品を一番よく見ているのは間違いなく自分。日々変化する自分を時々確認する。その度にがっかりしたり、嬉しくなったり。
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今朝は、朝イチにでていた安田顕さんを見ながら、「自分フィルタ」確認中。

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